もうかなり時間が経ってしまいましたが
9月12日にCSSNite LP7 IA Special に行ってきました。
参加報告など多くのブログが上がっている中で今さらですが僕も感想を書いておこうと。
イベントの構成はこんな感じ。
1. 情報アーキテクチャの全体像 ~ワークフローとケーススタディ~ 長谷川敦士(株式会社コンセント)
2. プロジェクトマネジメントから見たIAの大切さ 林千晶(株式会社ロフトワーク)
3. IAの欠点~IAの本来の目的と役目 佐藤伸哉(ソニー株式会社)
4. IAワークショップ~LPOをテーマに~ 坂本貴史(ネットイヤーグループ株式会社)
5. マークアップとIA 小久保浩大郎(INFORMATION ARCHITECTS INC.)
6. IAからWebサイトデザインへの突破口 長谷川恭久(could)
登壇者の順番からイベント設計の狙いを想像すると、コンセント長谷川さんの話から概念を押さえて、現場に近い視点でロフトワーク林さんの話、そこからIAに関する細かいテーマにブレイクダウンしていくというスタイルだったと思うけど、ちょい詰め込み過ぎな感じだった。6時間って長いようで結構短いのですよね。
長谷川さんから坂本君までのテーマで構成した方が完成度が高まったんじゃないかな、と思ってる。
イベントも一つのプレゼンテーションプロダクトなので、ここにも構造というものがある。イベント全体で発するメッセージと参加者に与えたい価値から、トップダウンでの設計を行うこと、トップダウンの戦略を受けて個々のコンテンツである各登壇者の話をどうするべきかを作る方法が最善だと思う。今までたくさんのセミナーイベントやってきて実感してること。
とはいえ、各登壇者の話は興味深い点が多かった。
長谷川さんの話は聞けなかったけど、
http://www.concentinc.jp/labs/2009/09/cssnite-lp7/
ここを見ると、IAを理解するための主要なトピックや、根底にある「おもてなし」「思いやり」のことが扱われてたみたい。
林さんの話は、示された概念をどこで体感することが出来るかという視点でサイト構築時のTIPSを紹介していて、すごくよかった。(前の流れを受けて、という意味で)実物を見せることってとても重要だと思います。初めて話しているのを聞いたけどやはり頭の良い人。
佐藤さんはIAの欠点という視点からIAの本来の目的と役目について話す。
否定から入っているけど、概念を否定しているわけではなく独立したタスクや職業としての存在意義にモノ申す感じ。順番としてここじゃない方がよかった。佐藤さんの話の前にデザイナーという職種からIAを実感できるセッションがあるべき。もちろんこれは佐藤さんの役目ではないけど。
会場から「予算ない場合はIAいらないの?」「予算ない場合はどうすりゃいいの?」というニュアンスの質問があったけど、情報構造のないWebサイトはあり得ない。情報設計に関する配慮の足りないサイトができるだけ。予算が足らなくてやっつけデザインのサイトがあるのと一緒。職種としてのIAと業務としてのIAを混同していると思う。設計は必ずされるものなのだから。
坂本君は360人を相手にワークショップをやるという無謀すぎる試み。でもこういう漢マインドは嫌いじゃない。
聴衆に何かをさせることについて参考になる点があった。
何をするのか、何を目的としてこれをやってもらうのか、今やってもらったことから理解してもらいたかったこと、ときちんと示すべきなんだね。
DHでの講義でワークをやる時はは多くても20人くらい、WebSig24/7でやる時は80人くらい、それと360人じゃやはり難易度が違う。
小久保君は、冒頭の提示がすごく興味深く。ページストラクチャをテーマにワイヤフレームのあり方を問い直すという内容。前段の概念話からイベントの流れとして細部に移行するのはイベントの流れとしても自然だったのだけど、文書モデルを例に出して示したあたりでちょっと論旨が見えなくなって、会場も???の空気に。実は自分も会場ではよくわからなくて後で整理してみたら掴めた。
もう一度聞いてみたい。
最後は長谷川さんで、IAからWebサイトデザインへの突破口というテーマ。けど話は「コンテクスト」を中心に展開。
自身のブログでフォローアップしていたけど、自分が最後に話すこと、そして最後に言っておきたいこと、それを理解してもらうためにコンテキストという題材にしたことで、会場からは話が見えなくなってしまった感じ。
コンテクストの説明って難しいですね。
多分長谷川さんは打ち上げとかで話すと絶対面白いタイプ。テーマ決めずに話したら一晩でも飽きないだろうね。
最近の仕事はサイト設計だけでなく、講師業やドキュメント作成、書籍執筆、コンサルティング、商品プロデュース、と多岐にわたっているのだけど、その中で
「戦略と接面という根底、その上にどのように情報を提示するかという構造とメッセージ、最終的にコスメティックデザインや体験を作る」というインフォメーションアーキテクチャそのものを意識することが多くなっている。
IAってWebサイトの中の話だけじゃない。
This site is protected with Urban Giraffe's plugin 'HTML Purified' and Edward Z. Yang's
. 61 items have been purified.
Archit -Train Of Thought is Digg proof thanks to caching by WP Super Cache!